海外LCCの利用で為替手数料がかかるかどうかは、航空会社ではなく、主に決済方法と請求通貨で決まります。日本円以外で請求され、クレジットカードやデビットカードで支払う場合は、カード会社所定の海外事務手数料などが上乗せされることがあります。一方、表示価格が日本円でも、為替手数料がかからないとは限りません。
海外LCCの支払いで為替手数料がかかる主なケース
次のような場合は、カード会社や決済サービスによる為替関連の手数料が発生する可能性があります。
- 航空券代が米ドル、ユーロ、韓国ウォンなど外貨で請求される
- 日本円で表示されていても、実際のカード利用情報が外貨で処理される
- クレジットカード会社が海外利用に対する事務手数料を設定している
- デビットカードやプリペイドカードで外貨決済を行う
- 決済画面で、カード会社ではなく販売サイト側の為替レートを使う円換算を選ぶ
この費用は、LCCが独自に請求する「為替手数料」とは限りません。多くの場合、カード会社の海外事務手数料や、決済時の為替レートに含まれる手数料です。
支払い方法ごとの手数料の違い
| 支払い方法 | 為替手数料がかかる可能性 | 確認する項目 |
|---|---|---|
| クレジットカード | ある | 海外事務手数料、適用レート、請求通貨 |
| デビットカード | ある | 海外利用手数料、外貨預金からの引落条件、為替レート |
| プリペイドカード | ある | チャージ手数料、外貨交換手数料、利用手数料 |
| 銀行振込など | 支払い方法による | 振込手数料、送金手数料、対応通貨 |
具体的な手数料率や適用条件は、カード会社や決済サービスによって異なります。カード会社が定める海外利用手数料のほか、為替レートに一定の上乗せが含まれる場合もあるため、利用前に契約中のカードの案内を確認してください。
日本円表示でも注意が必要な理由
海外LCCの予約画面では、支払い通貨として日本円を選べることがあります。しかし、この場合に必ず有利になるとは限りません。販売サイトや航空会社側が独自の為替レートで円換算していると、外貨のままカード会社のレートで決済する場合より、支払額が高くなることがあります。
決済画面に次のような選択肢が表示された場合は、内容を確認してから選びます。
- 航空会社や予約サイトが円換算する「日本円で支払う」
- カード会社が換算する「現地通貨で支払う」
前者は、加盟店側が換算する動的通貨換算(DCC)に当たることがあります。円で支払えるため金額を把握しやすい一方、換算レートや追加費用が分かりにくい場合があります。外貨決済を選ぶ場合はカード会社の海外利用手数料がかかる可能性があるため、両方の金額と条件を比較してください。
実際にかかる金額を確認する方法
予約前には、航空券の表示額だけでなく、次の項目を順番に確認すると判断しやすくなります。
- 最終決済画面で、請求通貨が日本円か外貨かを確認する。
- 運賃のほか、税金、支払手数料、座席指定料、手荷物料金などが含まれているか確認する。
- カード会社の会員規約や手数料一覧で、海外利用手数料と為替レートの扱いを確認する。
- 円換算が表示される場合は、換算レートや追加手数料の表示を確認する。
- 予約完了後の利用明細で、実際の請求通貨と請求額を確認する。
外貨請求の場合、円での最終的な請求額は、決済日ではなくカード会社が定める処理日の為替レートで計算されることがあります。そのため、予約画面で見た円換算額と、後日の請求額が一致しない場合があります。
為替手数料以外に増えることがある費用
海外LCCでは、為替手数料とは別に、支払い手数料や予約手数料が設定されることがあります。また、受託手荷物、座席指定、優先搭乗、機内食などを追加すると、運賃以外の費用も増えます。
したがって、比較するときは「航空券の表示価格」ではなく、必要なオプションと決済時の費用を含めた最終支払額で確認します。為替手数料だけを見て、最も安い支払い方法と決めないことが大切です。
海外LCCの為替手数料を判断するときの結論
海外LCCを利用するだけで、必ず航空会社の為替手数料がかかるわけではありません。ただし、外貨決済ではカード会社などの海外利用手数料がかかる可能性があり、日本円表示でも販売サイト側の換算レートが適用される場合があります。
最初に確認するのは、予約画面の請求通貨、円換算の方法、カード会社の海外利用手数料、最終決済額です。この4点を確認すれば、自分の支払いに為替関連の費用が含まれるか判断できます。







