LCCの遅延で乗り継ぎできない場合の対策は?

LCCの遅延で乗り継ぎできない場合の対策は?

LCCの遅延で乗り継ぎできないときは、まず搭乗中の航空会社に連絡し、予約が同一か別々かを確認します。同一予約の乗り継ぎなら振替などの案内を受けられる可能性がありますが、別予約の航空券を自分で組み合わせた場合は、次の便の航空券や宿泊費が補償されないことがあります。

LCCの遅延で乗り継ぎできないときに最初にすること

遅延が分かったら、次の順番で対応してください。空港に着いてからではなく、航空会社のアプリやメールで遅延を知った時点で手続きを始めることが大切です。

  1. 乗り継ぎ先の航空会社と便の出発時刻を確認する。搭乗締切は出発時刻より前に設定されているため、飛行機が到着してから急いでも間に合わない場合があります。
  2. 予約が同一か別々かを確認する。予約番号が同じ一つの旅程なのか、区間ごとに別の航空券を購入したのかを確認します。
  3. 搭乗中のLCCに振替や変更の可否を問い合わせる。空港のカウンター、航空会社のアプリ、電話窓口など、利用できる方法で連絡します。
  4. 乗り継ぎ便の航空会社にも連絡する。搭乗できない可能性を伝え、変更期限、キャンセル扱い、ノーショー時の扱いを確認します。
  5. 遅延の証明を保管する。遅延証明書、運航状況の画面、メール、搭乗券、領収書などを保存します。

同一予約の乗り継ぎか、別予約かで対応が変わる

乗り継ぎに失敗した場合の扱いは、航空券をどのように購入したかによって大きく変わります。特に、LCCの便を別々に予約して「自分で乗り継ぐ」旅程では注意が必要です。

予約の状態 主な確認先 考えられる対応
同一予約・同一旅程 予約を受け付けた航空会社や旅行会社 規約に基づく振替、変更、払い戻しなど
別々の予約 それぞれの航空会社 各航空券の規約に基づく変更や払い戻し
旅行会社・乗り継ぎサービス経由 購入先の旅行会社やサービス運営会社 契約内容に基づくサポートや補償

予約が同じであっても、LCCの規約や運航条件によって対応は異なります。「同じ予約だから必ず次の便に乗れる」「別予約だから必ず補償されない」とは限らないため、予約確認画面や運送約款で確認してください。

別々に予約したLCCを乗り継ぐ場合の注意点

別々に購入した航空券は、前の便が遅れて次の便に乗れなくなっても、次の航空会社が乗り継ぎを保証しないことがあります。次の便を利用できなかった場合、変更手数料や新しい航空券代が必要になる可能性があります。

また、乗り継ぎ空港でいったん到着ロビーに出る必要がある旅程では、入国審査、手荷物の受け取り、再チェックイン、保安検査などの時間も必要です。単純に「飛行時間と待ち時間を足せば間に合う」とは考えないでください。

遅延前にできる対策

  • 乗り継ぎ便は、前の便の到着予定時刻から十分な時間を空けて予約する
  • 別予約で乗り継ぐ場合は、同一予約よりも長めの余裕を設定する
  • 空港内の移動、入国審査、荷物の受け取り、再チェックインの有無を確認する
  • 乗り継ぎ便の変更期限と、出発前の手続き期限を確認する
  • 遅延時の変更条件が異なる航空券を、同じ旅程に組み合わせない
  • 重要な予定がある場合は、前日までに目的地へ到着する旅程を検討する

特に、次の便のチェックイン締切や搭乗手続きの締切を過ぎると、空港に間に合っても搭乗できない場合があります。出発時刻だけでなく、航空会社が定める受付終了時刻を確認してください。

遅延した便の航空会社に依頼できること

まず、遅延した便について、航空会社が案内できる対応を確認します。航空会社や遅延の理由、予約の形によって、振替、払い戻し、変更不可などの扱いが異なります。

  • 同じ航空会社の後続便への変更が可能か
  • 他社便への変更対象になるか
  • 未使用区間の払い戻しが可能か
  • 遅延証明書を発行できるか
  • 空港での待機や宿泊に関する案内があるか

LCCでは、通常の運賃に変更や払い戻しの範囲が限られていることがあります。また、航空会社側の運航上の都合による遅延であっても、乗り継ぎ先の航空券やホテル代まで負担されるとは限りません。スタッフから案内された内容は、可能ならメールやアプリの通知でも保存しておきましょう。

乗り継ぎ便の航空会社には出発前に連絡する

乗り継ぎ便に乗れない可能性があると分かったら、次の航空会社へ早めに連絡します。出発前に手続きできるか、遅延による変更として扱われるか、通常の変更扱いになるかを確認してください。

連絡時には、次の情報を用意すると話が進みやすくなります。

  • 予約番号
  • 搭乗者名
  • 遅延している便名と運航日
  • 現在の到着予定時刻
  • 乗り継ぎ便の便名と出発時刻
  • 遅延を示すメールや画面

航空会社への連絡前に、自己判断で新しい航空券を購入すると、後から元の航空券の変更や払い戻しを受けられなくなる可能性があります。ただし、出発時刻が迫っている場合は、連絡を待つことで損失が大きくなることもあるため、変更期限と費用を確認しながら判断します。

振替便を購入するか判断するポイント

振替便を自分で購入するかは、次の便の変更期限、購入費用、代替交通機関の有無、目的地に到着する必要性を比べて判断します。

判断するときは、航空券代だけでなく、空港までの移動費、宿泊費、食事代、手荷物料金、再チェックインにかかる時間も含めて考えます。航空会社や保険会社から補償を受けられると確定する前に購入する場合は、領収書と購入理由を残してください。

なお、遅延の理由が悪天候、空港混雑、航空会社の機材繰りなどのどれに当たるかで、補償や変更の扱いが変わる場合があります。理由だけで補償の有無を断定せず、航空券の規約、旅行保険の契約内容、適用される法律を確認してください。

旅行保険やクレジットカードの補償も確認する

旅行保険やクレジットカード付帯保険に、航空機遅延費用、乗り継ぎ遅延費用、宿泊費、食事代などの補償が含まれている場合があります。ただし、補償対象となる遅延時間、購入方法、対象となる費用、必要書類は契約ごとに異なります。

確認する項目は次のとおりです。

  • 航空券をその保険やカードの条件を満たす方法で購入しているか
  • 何時間以上の遅延が補償対象になるか
  • 乗り継ぎ失敗が補償対象に含まれるか
  • 別予約の航空券でも対象になるか
  • 対象となる費用の上限額
  • 遅延証明書、搭乗券、領収書などの必要書類
  • 請求期限

保険が付いていると思っていても、利用条件を満たしていなければ支払われないことがあります。出発前に補償内容を確認し、遅延が起きたら保険会社やカード会社の窓口にも連絡してください。

空港で乗り継ぎできなくなった場合の行動

空港に到着した後に乗り継ぎできないと分かった場合は、次の便の出発カウンターへ急ぐだけでなく、遅延した便の航空会社にも確認します。

  1. 到着後、乗り継ぎ便のチェックイン・搭乗手続きが終了していないか確認する。
  2. 搭乗できない場合は、乗り継ぎ便の航空会社に変更やキャンセルの条件を確認する。
  3. 遅延した便の航空会社に、遅延証明書と利用できる対応を確認する。
  4. 入国、手荷物の受け取り、再チェックインが必要な場合は、必要な手続きを行う。
  5. 変更後の便、宿泊、交通手段を決め、すべての領収書と案内を保存する。

国際線では、到着後に入国手続きが必要になることがあります。乗り継ぎ空港の国や空港によって手続きが異なるため、空港スタッフの案内に従ってください。

やってはいけない対応

  • 乗り継ぎ便に連絡せず、無断で搭乗しない
  • 出発時刻だけを見て、チェックイン締切を確認しない
  • 補償されると決めつけて高額なホテルや航空券を購入する
  • 遅延証明書や領収書を捨てる
  • 別の便を購入した後に、元の予約を放置する

特に、連絡なしで搭乗しない「ノーショー」になると、同じ予約に含まれる後続区間が取り消される規約もあります。乗れないと判断した場合でも、航空会社に予約を残せるか確認してください。

まとめ:まず予約の形と変更期限を確認する

LCCの遅延で乗り継ぎできない場合は、予約が同一か別々かを確認し、遅延した航空会社と乗り継ぎ便の航空会社の両方へ、出発前に連絡することが基本です。

別予約の乗り継ぎでは、次の航空券や宿泊費が自動的に補償されるとは限りません。遅延証明書や領収書を保管し、航空券の規約、旅行保険、カード付帯保険の条件を確認したうえで、振替便を購入するか判断してください。