LCCの荷物送料は、航空会社ごとに異なります。特に、受託手荷物(預ける荷物)の料金、機内持ち込み手荷物の重量、運賃に含まれる荷物の条件が違うため、航空券の価格だけでは比較できません。さらに、同じ航空会社でも路線、購入時期、予約方法によって料金が変わる場合があります。
LCCの荷物送料は何が違う?
比較するときは、主に「機内持ち込み手荷物」と「受託手荷物」の2種類を確認します。
| 比較項目 | 確認する内容 | 料金の考え方 |
|---|---|---|
| 機内持ち込み手荷物 | 個数、サイズ、合計重量 | 運賃に含まれることが多いが、重量超過で追加料金が発生する場合がある |
| 受託手荷物 | 預ける個数、重量、サイズ | 基本運賃とは別に、個数または重量に応じた料金がかかることが多い |
| スポーツ用品など | 自転車、サーフボード、楽器など | 通常の手荷物とは別の料金や受付条件が設定される場合がある |
| 支払い方法 | 予約時、予約後、空港カウンターなど | 空港で追加すると、予約時より高くなる場合がある |
主要なLCCの荷物条件を比較するときの見方
日本で利用されるLCCには、Peach、ジェットスター、SPRING JAPAN、ZIPAIRなどがあります。ただし、航空会社ごとの具体的な荷物料金は、路線や運賃タイプなどで変わるため、航空会社名だけで一律には比較できません。
| 航空会社 | 比較時に確認する主な点 | 向いている比較方法 |
|---|---|---|
| Peach | 運賃タイプごとの受託手荷物の扱い、重量別料金、路線 | 航空券の運賃と、預ける荷物の料金を合算して比較する |
| ジェットスター | 運賃に含まれる手荷物、追加する受託手荷物の重量、予約時期 | 必要な受託手荷物の重量を先に決めて比較する |
| SPRING JAPAN | 機内持ち込みの重量制限、受託手荷物の個数・重量、路線 | 小さな荷物だけで搭乗できるかを確認する |
| ZIPAIR | 運賃に含まれる範囲、機内持ち込みと受託手荷物の追加料金、国際線の条件 | 航空券以外のオプション料金を含めた総額で比較する |
上の表は比較項目を整理したもので、料金や重量制限をすべての路線に共通する条件として示したものではありません。予約する便の公式予約画面で、対象路線と運賃タイプを選んだうえで確認してください。
航空券が安くても荷物代を含めると高くなることがある
LCCでは、最も安い運賃に受託手荷物が含まれていないことがあります。そのため、航空券の価格だけでなく、次の費用を合計して比べる必要があります。
比較する総額 = 航空券代 + 受託手荷物料金 + 座席指定料金などの必要な追加料金
たとえば、2社の航空券に価格差があっても、片方だけに受託手荷物料金を加えると、実際の支払額の差が小さくなることがあります。往復で荷物を預ける場合は、往路と復路の両方に料金がかかるかも確認しましょう。
機内持ち込みと受託手荷物の違い
機内持ち込み手荷物
機内持ち込み手荷物は、搭乗者が機内へ持ち込む荷物です。一般的には、キャリーケースなどの手荷物と身の回り品について、個数・サイズ・合計重量の条件が定められています。
規定を超えると、受託手荷物として預けるよう求められたり、追加料金が発生したりする場合があります。自宅で荷物の重さを測り、航空会社が定める合計重量に収まるか確認しておくと安心です。
受託手荷物
受託手荷物は、空港のカウンターなどで預け、到着空港で受け取る荷物です。LCCでは、預ける個数や重量に応じて追加料金が設定されていることが多く、料金は予約時に追加するか、空港で追加するかによって変わる場合があります。
スーツケースを預ける予定があるなら、予約完了後ではなく、航空券の購入時に受託手荷物を追加できるか確認してください。空港で追加する場合の条件や料金は、予約時と異なる可能性があります。
LCCの荷物送料を比較する手順
- 預ける荷物の数と重量を決める。スーツケースの個数だけでなく、それぞれのおおよその重量も確認します。
- 利用する路線と搭乗日を確定する。国内線・国際線、出発地と到着地によって条件が変わる場合があります。
- 各社の運賃タイプを確認する。最安運賃だけでなく、受託手荷物や座席指定が含まれる運賃も比較します。
- 荷物料金を追加した合計額を計算する。片道か往復か、利用者全員分かを間違えないようにします。
- 予約画面で最終条件を確認する。重量、個数、サイズ、追加料金、変更や払い戻しの条件を確認してから購入します。
荷物が少ない人と多い人で、選びやすいLCCは変わる
荷物が少なく、機内持ち込みの条件内に収まる人は、受託手荷物を追加しない運賃を比較すると、航空券本体の価格差を確認しやすくなります。ただし、機内持ち込みの重量やサイズが運賃ごとに違う場合があるため、最安運賃なら無条件で荷物を持ち込めるとは限りません。
大きなスーツケースを預ける人や、複数人分の荷物がある人は、受託手荷物を含む運賃と、最安運賃に荷物を追加した場合の両方を比べます。手荷物を含む運賃のほうが、追加料金を別に支払うより安くなることもあります。
荷物送料を比較するときの注意点
- 航空券の表示価格だけで、荷物込みの総額だと判断しない
- 受託手荷物の料金が、1個単位か重量単位かを確認する
- 機内持ち込みの個数・サイズ・合計重量を確認する
- 往復分の荷物料金を合算する
- 空港で追加した場合の料金や受付条件を確認する
- 大型荷物、スポーツ用品、楽器などは通常の手荷物と分けて確認する
- 共同運航便や乗り継ぎ便では、区間ごとの手荷物条件を確認する
特に、機内持ち込みと受託手荷物の条件を混同しないことが重要です。「荷物1個無料」と書かれていても、サイズや重量に上限があるため、荷物の種類まで含めて確認してください。
まとめ
LCCの荷物送料は、航空会社、路線、運賃タイプ、荷物の個数・重量、追加する時期によって変わります。比較するときは、航空券の価格ではなく、自分が実際に持っていく荷物の料金を加えた総額で判断しましょう。
まずは荷物の個数と重量を決め、各社の予約画面で機内持ち込みと受託手荷物の条件を確認してください。そのうえで、最安運賃に荷物を追加する場合と、荷物込みの運賃を選ぶ場合を比べると、自分に合うLCCを判断しやすくなります。







