LCCの機内で乾燥を防ぐ対策とは?

LCCの機内で乾燥を防ぐ対策とは?

LCCの機内で乾燥を防ぐには、搭乗前から水分補給と保湿を行い、機内ではマスク・リップクリーム・保湿剤などを使う方法が有効です。ただし、機内の乾燥はLCCだけに特有のものではなく、航空機の客室全体で起こりやすい環境です。短時間のフライトでも、目・鼻・のど・肌の乾燥が気になる人は準備しておくと安心です。

LCCの機内が乾燥しやすい理由

航空機の客室は、地上に比べて湿度が低くなりやすいため、搭乗中に肌やのどの水分が失われやすくなります。LCCだから必ず大手航空会社より乾燥するとは限りませんが、機内で飲み物が有料の場合があることや、座席に個人用の設備がない場合があることから、自分で対策用品を用意しておくことが大切です。

乾燥を感じやすい部位は、主に次のとおりです。

  • 唇や手、顔などの肌
  • 目
  • 鼻やのど
  • コンタクトレンズを使用している場合の目

搭乗前に準備したい乾燥対策

搭乗前に保湿と水分補給を済ませておくと、機内で乾燥を感じにくくなります。空港の保安検査や航空会社の持ち込みルールに合わせて、必要なものを準備しましょう。

搭乗前に水分をとる

出発直前に一度に大量の水を飲むのではなく、搭乗前から少しずつ水分をとります。水やお茶など、普段飲み慣れている飲み物を選ぶとよいでしょう。

アルコールは体の水分バランスに影響することがあるため、乾燥が気になるときは飲み過ぎないようにします。カフェインを含む飲み物も、人によってはトイレが近くなることがあるため、長時間の移動では量に注意が必要です。

肌を保湿する

搭乗前に、顔や手へ保湿剤を塗っておきます。特に乾燥しやすい人は、化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームなど油分を含む保湿剤で水分の蒸発を抑える方法があります。

機内へ持ち込む場合は、保安検査や利用する空港・航空会社のルールに従い、液体物の容器や容量を確認してください。必要な分だけ小分けにすると、機内でも使いやすくなります。

乾燥対策用品を小さな袋にまとめる

座席の前のポケットや手荷物からすぐ取り出せるよう、次の用品をまとめておくと便利です。

  • 飲料水
  • リップクリーム
  • ハンドクリームや保湿剤
  • マスク
  • ポケットティッシュ
  • 必要に応じて人工涙液タイプの目薬

液体やスプレー用品を持ち込む場合は、保安検査で確認が必要になることがあります。持ち込みの可否や容量は、出発空港と利用する航空会社の案内を確認してください。

機内でできる乾燥対策

機内では、少量の水分補給と必要な部位の保湿を続けます。周囲の人に配慮しながら、座席で無理なくできる方法を選びましょう。

水分を少しずつ補給する

のどが渇いてから一気に飲むのではなく、少しずつ水分をとります。LCCでは飲み物の提供条件や料金が便によって異なるため、必要な場合は搭乗前に購入するか、持ち込みルールの範囲で飲み物を用意します。

ただし、トイレに行くのを避けるために水分を極端に減らすのは、乾燥対策として適切ではありません。トイレに立ちやすい通路側の席を選ぶ方法もあります。

マスクでのどや鼻の乾燥を抑える

マスクを着けると、吐く息に含まれる水分によって、のどや鼻の乾燥を抑えやすくなります。長時間着用する場合は、息苦しさや肌への刺激がないものを選び、濡れたり汚れたりしたら交換してください。

マスクだけで機内全体を加湿できるわけではありませんが、のどや鼻の乾燥が気になる人が取り入れやすい対策です。

唇と手をこまめに保湿する

唇にはリップクリーム、手にはハンドクリームを使います。手洗い後や唇の乾燥を感じたときに塗り直せるよう、すぐ取り出せる場所に入れておきましょう。

香りの強い製品や周囲に飛び散るスプレーは、機内では使いにくいことがあります。無香料のクリームやスティックタイプなど、周囲に配慮しやすいものが向いています。

目が乾くときはコンタクトレンズを無理に使い続けない

コンタクトレンズは、機内の乾燥によって目の違和感が出やすくなることがあります。乾きや痛み、充血がある場合は、メガネに替えるなどして目への負担を減らします。

目薬を使う場合は、コンタクトレンズを装着したまま使用できるか、製品の説明を確認してください。目の痛みが強い、見えにくい、充血が続くといった症状がある場合は、使用を中止して医療機関へ相談します。

乾燥対策として避けたいこと

乾燥が気になっても、次の方法は避けたほうがよい場合があります。

  • 肌に水だけを何度も吹きかけて、保湿剤を使わない
  • のどが渇くまで水分をまったくとらない
  • アルコールで乾燥をごまかす
  • 目の違和感を我慢してコンタクトレンズを使い続ける
  • 機内で加湿器や電気製品を使う前に、航空会社の案内を確認しない

水分だけを肌に付けても、その後に蒸発すると乾燥を感じることがあります。肌には、乾燥の程度や自分の肌質に合う保湿剤を使用してください。

フライト時間別の準備の考え方

必要な対策は、フライト時間や乾燥の感じやすさによって変わります。

条件 準備の目安
短時間のフライト 搭乗前の保湿、リップクリーム、必要に応じたマスク
数時間のフライト 飲み物、保湿剤、リップクリーム、目の乾燥対策
長時間のフライト 保湿用品の塗り直し、コンタクトレンズの使用時間、トイレに行きやすい席なども考える
乾燥しやすい人 マスク、メガネ、普段使っている保湿用品を優先して用意する

この表は一般的な準備の目安です。具体的な持ち込み可否や機内での使用条件は、出発空港と利用するLCCの案内が優先されます。

LCCの機内で乾燥を防ぐための持ち物チェック

迷ったら、次の順番で必要なものを確認すると準備しやすくなります。

  1. 利用する空港の液体物の持ち込みルールを確認する。
  2. 利用するLCCの飲み物の持ち込み・販売条件を確認する。
  3. 水分補給用の飲み物を、条件に合う方法で用意する。
  4. リップクリーム、保湿剤、マスクを手荷物から取り出しやすい場所に入れる。
  5. コンタクトレンズを使う人は、メガネやレンズ用品の扱いを準備する。
  6. 搭乗前に保湿し、機内では乾燥を感じる部位を必要に応じてケアする。

強い目の痛み、息苦しさ、のどの痛みなどがある場合は、乾燥だけが原因とは限りません。症状が強いときや続くときは、客室乗務員へ相談し、必要に応じて医療機関を受診してください。

LCCの機内の乾燥対策は、搭乗前の保湿と少しずつの水分補給が基本です。マスクやリップクリーム、保湿剤を手元に置き、目が乾きやすい人はコンタクトレンズを無理に使い続けないようにすると、自分の状態に合わせて対策できます。